サッカーで紡ぐ歴史

コンサドーレを中心に過去のワールドカップ、その他サッカーに関することを色々書きます

1994年W杯サウジアラビアの戦い1

前回の記事で1994年のサウジアラビア代表メンバーについて書きましたね!

 

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今回はついにアメリカ大会での戦いぶりを紹介します!

 

サウジアラビアvsオランダ

サウジアラビアのワールドカップ初戦は強豪オランダ。

当時のオランダには、ライカールト、ロナルド・クーマン、ベルカンプ、オーフェルマルス、デブール兄弟などのタレントが揃っており、誰の目からもサウジが不利だという見方でした。

 

しかし、試合開始後の最初のチャンスはサウジでした!

右サイドからのクロスをモハメドが驚異的なジャンプ力でヘディングシュートします。惜しくも外れますが、サウジが良い試合の入りを見せます!

その後、主導権はオランダが握るものの、サウジの選手も自信をもってプレーし、ドリブルも通用しています。右サイドのドサリのクロスから決定的なチャンスも作ります。

そして17分。右サイドでオワイランのドリブル突破をファールで止められ、そのFKからアミンがダイビングヘッドゴール!!先制します!

 

先制ゴールに喜びを爆発させるアミン。

 

その後、オランダの決定的な場面もデアイエがファインセーブします!

 

サウジも8番ビシのドリブル突破からチャンスを作ります。サウジの選手は攻めからの戻りが早く、オランダに好きなようにさせません。

そしてオワイランが中盤でインターセプトしカウンター!前線のモハメドへ送るも相手2人に囲まれます。しかしここで相手DFの股を抜くなど、とても35歳とは思えないキレのあるドリブルで2人をかわし、ペナルティエリアに侵入します!得点にはつながりませんでしたが「砂漠のペレ」のテクニックに場内が沸きました!

 

しかし、後半開始早々にヨンクに強烈なミドルシュートを許し、同点にされます。 

 

サウジは守りを固めるものの、ドサリがオーバーラップを見せ、 後半から投入された20番ファラタもスピードを武器に決定機なシーンを作ります。

そして引き分けと思われた86分に相手クロスに飛び出したデアイエがボールに触れることが出来ず、無人となったゴールにタウメントに押し込まれて逆転されてしまいます。

結局このまま敗れはしたものの、最後までオランダを苦しめたサウジアラビアの健闘は称賛に値するものでした。

 

サウジアラビア1-2オランダ

 1994.6.19(ワシントン.D.C)

  18’ アミン

  50’ ヨンク

  86’ タウメント

 

キャプテンのジャワドはオーフェルマルスに仕事をさせなかっただけでなく、決定的シーンも防いだ。

 

 

 

サウジアラビアvsモロッコ

第2戦の相手はモロッコ。モロッコは初戦でベルギーに敗れています。

 

序盤から激しいプレスでを見せていたサウジは6分にワールドカップ初出場のジャバ―がペナルティエリアを一気に突破したところをキーパーに倒されてPK獲得!ジャバ―自らキッカーとなり、キーパーの見事逆を突いて先制!この試合初めてのチャンスで運よく先制します。

しかし、この試合は前半からテクニックとパスワークで勝るモロッコが主導権を握っていました。サウジはオランダ戦よりも攻めの形が作れず、パスミスも多く、単調な攻撃でした。そして27分に右サイドを崩されて同点。

完全にサイドを崩されての失点。失点に絡んだ18番アルアナジは直後に懲罰的な形で交代させられる。

 

 

その後もデアイエのファインセーブなどで防いでいたサウジはロスタイムに自陣でパスカットしたアミンがそのままドリブル突破し、ロングシュート!アウトサイドに回転がかかっていたシュートに相手キーパーは目測を誤ってこれがなんとゴール!

リードした状態で前半終了。

 

逆転ゴールのアミンは2試合連続のゴール。

 

後半もモロッコが試合の主導権を握るも、サウジの堅い守備とデアイエの素晴らしい判断により守り切りました。

 

サウジアラビア2-1モロッコ

1994.6.25 (イーストラザフォード)

  7’   アルジャバ―

  26’ シャウチ

  45’ アミン

 

この試合の勝利の要因は何といってもサウジの堅い守備にあります。特にCB2人の鋭い読みとデアイエのファインセーブがなければ勝てませんでした。オランダ戦のように完全な守りに入らず、ボールを奪うとカウンターで相手を攻め続けました。

 

これでサウジアラビアはワールドカップ初勝利!

アジア勢としては北朝鮮以来28年ぶりの勝利でした!

 

 

つづく・・

 

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